長時間労働抑制のための取組として、話題になっているポイントが2つあります。

ひとつは、「時間外労働時間の上限規制」、もう一つが「勤務間インターバル制度の導入」です。

「時間外労働時間の上限規制」については、罰則付きの法律を制定する動きになっています。

一方、「勤務間インターバル制度の導入」については努力目標とし、企業の自主的な取組にまかせるような流れになっています。

努力目標だけ設定して、「あとは、各企業でいい感じに対処してくださいね~」っていうのは、さすがに人任せにすぎる・・・と思ったのかどうかわかりませんが、中小企業を対象に「助成金」を新設されています。次のサイトの助成金のところから詳細を確認することができます。

勤務間インターバル(厚生労働省)

すでに受付が始まっています。

助成金を受け取るためには、「勤務間インターバル制度」の導入を行う前に、あらかじめ手続きを行わなければならないので、制度導入を見当している企業は注意が必要です。

支給対象となる取組は、次のとおり、かなり広範囲になっていますので、一度検討してみてはいかがでしょうか?

<「職場意識改善助成金(勤務間インターバル導入コース)」支給対象となる取組

○労務管理担当者に対する研修
○労働者に対する研修、周知・啓発
○外部専門家(社会保険労務士、中小企業診断士など)によるコンサルティング
○就業規則・労使協定等の作成・変更(時間外・休日労働に関する規定の 整備など)
○労務管理用ソフトウェアの導入・更新
○労務管理用機器の導入・更新
○その他の勤務間インターバル導入のための機器等の導入・更新

※ 原則としてパソコン、タブレット、スマートフォンは対象となりません。